2019/10/23(水)
【やってはいけない資産形成#005】資産形成の5つの落とし穴
情報社会といわれる現在、私たちの周りにはありとあらゆる資産形成に関する情報が溢れ、投資、節約、ポイ活など、自分の生活を豊かにするための資産形成の手段を知ることも、実行することもできます。お金に関するセミナーも多く開催されており、中には年間数十万円という授業料を払い、スクール形式で資産形成の勉強をする方もいるようです。お金については、自分で調べたりするだけでは漠然とした不安を解消できず、専門家から話を聞きたいというニーズが多いのでしょう。
しかし、これから資産形成を行う方にとって重要なことは、まずは自身の収入に合った暮らしをすること、収入を増やすこと、お金の基礎知識を蓄えること。専門家のアドバイスを聞くよりも、自分自身で行うべきことがほとんどなのです。そもそも、資産形成中の方がアドバイス料を払って相談した場合、逆にその料金が負担となり、資産形成の邪魔になってしまう可能性すらあります。
そこで今回は、前回記事の「やってはいけないNISA・iDeCoの使い方。実践的資産形成術」で紹介した、確実な資産形成の実現のために「やってはいけない5カ条」の詳細を紹介します。
資産形成、やってはいけない5カ条
1:お金に余裕があるからと、家計収支の内情を確認せずに、いきなり資産運用を始める(=ライフプランを考えていない)
今、あなたに必要なことは、貯蓄より資産運用ですか? 万が一の備えはできていますか? 今の収入は安定していますか? 数年後に大きな支出の予定はありませんか?
今、あなたに必要なことは、貯蓄より資産運用ですか? 万が一の備えはできていますか? 今の収入は安定していますか? 数年後に大きな支出の予定はありませんか?
もし、年収のうち賞与の割合が大きい場合は、賞与が減って、急に収支が悪化する可能性があります。また、最近は共働きの夫婦も増えていますが、将来、子どもが産まれる可能性があるなら、お金に余裕があるのは共働きの間だけになることを、考える必要があります。
さらに、会社員であっても、現状の収入が今後も続くだろうと考えることは、楽観的すぎるかもしれません。現在あるお金だけを考えるのではなく、将来のこともあわせて考えるようにしましょう。資産形成は将来のために行うのですから。
2:無理して投資額を多めに設定し、肝心の貯金ができない。
もしくは途中で金額を減額するか、投資そのものをやめてしまう(=過大投資)
投資は余裕資金で行うことが基本。まずは貯金をして、いざという時にすぐ使えるお金の用意が先決です。また、資産形成は長い時間をかけて積み立てる投資が中心なので、最初から無理に投資額を高くして、途中でやめてしまっては本末転倒です。資産形成はマラソンのようなものです。無理せず自分のぺースで行いましょう。
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