資産運用白書Article

2019.11.02

資産運用について考える

投資信託を使った上手な資産運用

金融資産を増やす資産運用の方法

(概要)将来の生活設計を考えるうえで重要な資産運用。年齢、職業、独身か結婚しているか、子どもがいるかいないかなどそれぞれの状況によって、どういった資産運用が必要であるかは大きく変化します。今回は、資産運用の考え方から資産運用の基本である投資信託の活用方法までをご紹介します。

 

資産運用の考え方

年齢や今現在おかれている状況にもよりますが、資産運用の重要性は知りつつも最初の一歩がなかなか踏み出せないというかたは多いのではないでしょうか。特に20~30代の若い世代にとっては、将来設計のための資産運用と言われても漠然とし過ぎていて、実感が沸きづらいと思います。

銀行に預けておくだけではほぼ増えることのない超低金利時代の今、積極的な投資を行うことで資産運用をしていくことは、将来の安定で快適な生活を送るためにも、不可欠といっても過言ではないでしょう。そこでまずは、資産運用とはどういったものなのかについてご説明します。

資産運用とは、現金や株式、債券、不動産などを運用管理することで、リターンを得て資産を増やしていくものです。「投資の勉強をしたことがないので資産運用は難しくて」と思う人も少なくないでしょう。

しかし、少ないながらも金利が付くということにおいては、定期預金や保険も資産運用の1つです。

また本格的な資産運用をしたことがない人にとっては、「投資といえばハイリスクハイリターンのものが多く、ギャンブル的要素が高いのでは?」といったイメージもあるかもしれません。しかし一口に資産運用といっても、ハイリスクハイリターンのものから、ローリスクローリターンのものまで、その種類はさまざまです。

資産運用を行う人の状況や使える金額に合わせた投資方法を選択すれば、短期で大きく利益を得ることも、長期で安定した利益を得ることも可能です。これは超低金利で定期預金ではほぼ資産を増やすことができない今の時代にとって、積極的な資産運用をおすすめする最大の理由です。

資産運用を行う上でもっとも重要なポイントは、資産を増やして何をしたいのかを明確にすることです。例えば老後の生活設計、結婚や住宅購入資金、現在の生活費など、目的を決めることでそれに合った投資方法を選択することができます。つまり資産運用とは、自分の将来を自分で考え、安心して暮らしていくための手段の1つであり、誰にとっても身近なものになっているのです。

 

分散投資の考え方

自分の目的に合わせ、定期預金では得られない利益を得ることも可能な投資。しかしほとんどの投資には元本保証がないというデメリットがあります。投資の種類によっては、数百、数千万円の資産を失ってしまう可能性もゼロではありません。多くの人が資産運用に踏み切れない理由もここにあるのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが分散投資です。

分散投資とは、対象を1つに絞らず広く分散させることで、リスクを軽減させる投資方法です。

これもさまざまな種類がある投資のメリットの1つで「投資する国や地域を分ける」「株式や債券など投資する商品を分ける」「円やドル、ユーロなど通貨を分ける」「積立の時期を分ける」といった方法で、何か1つが大きくマイナスになっても、別のものでカバーできます。

分散投資で気をつける点は、できるだけ相関性(値動きの連動性)の低い投資に分散することです。例えば株式を国内株式、海外株式と分散して投資したとしても、場合によっては世界同時株安などですべてがマイナスになってしまう可能性があります。たとえば株式と債券のようにできるだけ相関性の低いものに分散して投資することで、予想外の大暴落があっても、損失を最小限にとどめることができます。

 

資産運用の基本は投資信託

資産運用としての投資が重要であることがわかり、資産を増やしたい目的もできた。しかし何に投資すればよいのかわからないといった場合に、まず手をつける投資方法として、投資信託をご紹介します。

投資信託とは、個人投資家から集めた資産を、専門家であるファンドマネージャーが運用管理をして利益を出すものです。

「少額から始められること」「細かい運用管理をプロに任せられること」「国内外の株式、国債や海外の債券などファンドマネージャーが分散投資することでリスクを軽減できること」「個人では難しい国や地域にも投資ができること」といったメリットがあり、試しに資産運用を始めてみようといった人に適した投資方法の1つです。

投資をしたことがない人にとって、いきなりすべての運用を自分一人で行うことは簡単ではありません。そうした意味で、投資信託はファンドマネージャーの意見を参考にしつつ、投資をしながら勉強することができます。

ただし投資信託は運用管理をファンドマネージャーに任せるため、仮にマイナスになったとしても手数料が発生します。金融機関によっては、自分たちに有利(高い手数料を取れる)な投資を進めてくる可能性があるなどのデメリットもあります。

投資信託を利用する場合でも、自分の資産を守るためには、事前に最低限の投資に関する知識を得ておくようにしましょう。

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