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2019.10.10

ライフプランニング

なぜライフプランは必要か?ライフプランの必要性と重要性!

ライフプランの基礎知識

(概要)
ライフプラン。日本語に直訳すれば「人生設計」ですが、具体的な人生設計について考えたことはあるでしょうか?

就職や転職、結婚、住宅の購入、そして定年退職など人生にはさまざまなターニングポイントがありますが、多くの場合、そうした時期に自分のその後の人生について考えると思います。
そこで今回はライフプランの必要性と重要性についてご説明します。

 

ライフデザインとライフプランとは

年齢に関わらず、人生について考えることは重要なことであり、明確なライフプランを持つことで有意義な人生を送ることも可能になります。

そのため、ライフプランを考えることは重要ですが、いきなりライフプランを決めるといっても、そう簡単に人生の設計をすることはできません。そこでライフプランを決める前に、まずはライフデザインを描く必要があります。

ライフデザインとは、自分の生き方を決めることです。どういった仕事をしていきたいのか、結婚はするのかしないのか、子供はつくるのかつくらないのか、何歳で家を購入するのか、ずっと賃貸に住み続けるのかといった夢や目標を決めることがライフデザインです。このライフデザインが見えてくれば、それを実現するためにはどうするべきかという具体的な生き方、つまりライフプランも自ずと決まってきます。

どういう夢や目標があり、どう生きていきたいのかといった思いがなければ、明確なライフプランを作ることもできません。なぜなら、夢や目標がなければ稼いだお金の使い道を決めることもできないからです。そういった意味でライフデザインを描くことは、ライフプランを作る際の準備として必ずやっておくべきことと言えるでしょう。

 

ライフプランニングの必要性

自分の人生をどう生きていくか、これを決めることは、ある程度の年齢であれば「当たり前」と思うかもしれません。しかし若いうちは、こういったスキルを磨きたい、役職を目指したいといったキャリアプランはあっても、人生設計について具体的に考えている人は少ないでしょう。

しかし明確なライフプランを持たず、ただ漠然と過ごしていれば、あっという間に後戻りのできない年齢になってしまいます。そうなってからライフデザインを描いたとしても、それを実現するのは難しい場合があります。

ライフプランニングの必要性は、以前にも増して重要性を持つようになっています。その理由は次の通りです。

□終身雇用が当たり前でなくなったこと
従来、日本の多くの企業では終身雇用が当たり前であり、賃金も年功序列型で常に上がり続けていました。
しかし現在では、終身雇用を行う企業は減少し、非正規社員も年々増加の一途をたどっています。そして賃金制度は欧米型の成果主義を取り入れる企業が増えるなど、雇用環境や賃金制度の変化により、会社に頼らない人生設計が求められるようになっています。

□公的年金制度に対する不安が増加していること
世界に類を見ないスピードで少子高齢化が進む日本において、以前のように定年後は年金だけで悠々自適に暮らすといったことは非常に難しくなっています。そのため第二の人生を有意義に過ごすには、自分で資金を準備しておかなくては大きな不安が残ります。

□結婚をしない選択をする人が増えていること
以前であれば「就職して結婚、子供ができて家を購入して…」という流れが主流でしたが、現在では、結婚をしない生き方を選択する人も少なくありません。生き方の選択肢が増えたともいえますが、それだけ自分自身でなんとかしなくてはいけない責任も同時に増えているといえます。

□ライフサイクルに大きな変化が起こっていること
前項で、「結婚をしない選択をする人が増えている」としましたが、仮に結婚をする場合でも、初婚の年齢は以前に比べ高くなっています。
厚生労働省が発表した平成 28 年度「婚姻に関する統計」によると、夫妻とも初婚の場合のそれぞれの平均年齢は、昭和50年に夫が26.9歳、妻が24.4歳だったのに対し、平成27年には夫が30.7歳、妻が29.0歳です。

また平均寿命も年々延びているなど、ライフサイクルはここ50年で大きく変化をしています。そのため、これまでの老後のライフプランは参考にならず、新たに、自分なりのライフプランを考える必要が出てきています。

 

ライフイベントと人生の三大資金

ライフプランを作るうえで考えなければならないのは、ライフイベントです。

人生には「結婚(子育て)」「住宅購入」「定年退職」という、3つの大きなライフイベントがあると言われています。これら3つのイベントは、「子供の教育資金」「住宅購入資金」「老後の生活資金」と、どれも数千万円の資金が必要なため、この3大イベントにかかる資金を考慮したライフプラン設計が求められます。

前述したように、結婚しない人も増えているため、すべての人にこの3大ライフイベントがあるわけではありません。

しかしだからといって、「無計画でいい」ということにはなりません。社会情勢の変化や将来への不安が大きな今こそ、自分で描いたライフデザインを実現させるため、しっかりとしたライフプランを作り、安心して暮らしていけるよう考えていくことが重要になっているのです。

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